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『2016 高校総体回顧① Pi・LF級』

投稿日:2018-11-17 更新日:

先日の高校総体決勝戦。
ピン級&ライトフライ級

 

《ピン級》
重岡 銀次朗(開新)
VS
豊永 ゆう(開新)

☆重岡の判定勝ち (3-0)

決勝第1試合目に登場したのは、春の選抜で見事チャンピオンに輝いた重岡銀次朗。
対するは、一年生ながらも決勝に勝ち進んだ同じく開新の豊永ゆう。

 

まだ会場も暖まらない中、更には同校対決という事もあって試合は静かな立ち上がり。

普段は練習仲間であり先輩後輩、1R目は互いに様子見といった感じ。
2R目になると互いに固さもとれ、激しいパンチの交換が見られる。

しかし、ヒットの多くは先輩・重岡。

3R目には重岡がプレッシャーを強め、サウスポースタイルからの強烈な右フック、左ストレートを立て続けにヒット。
勝負は判定、30-27のフルマークで重岡。
総体は初の優勝!

 

《ライトフライ級》
大窪 泰雅(東海星翔)
VS
福貴迫 響(秀岳館)

☆福貴迫の判定勝ち (2-1)

昨年の新人戦で優勝している大窪泰雅。今大会も順当に決勝に進出。
対する福貴迫響は新人戦決勝の相手で、攻防にバランスのとれた好ボクサー。秀岳館から唯一決勝のリングへ。
試合は実力者同士の一戦らしく、1Rからハイレベルな争い。距離をつめてパンチを繰り出す大窪に対し、福貴迫も相手の入り際に右を合わせて応戦。甲乙着け難いラウンド。

しかし、2Rに入ると徐々に福貴迫のパンチが的確に入り始める。大窪のステップインに合わせる右ストレート、返しの左フック。そしてラウンド中盤にはタイミングの良い右をクリーンヒットさせ、一回目のカウントを奪う。再開後、大窪も必死に打ってでるが、ここでも福貴迫のタイミングの良い右。打ち合いではあったが、パンチを連打でをまとめた福貴迫が二回目のカウント奪う。

ここで試合ストップ…かと思われましたが、再開。そして2R終了のゴング。

3R、後がない大窪は挽回をはかるべく前へ。ポイント優位な福貴迫は足を使いつつ、出入りのボクシングで応戦。

しかし、今度は前に出る大窪が鋭い左右を繰り出し、意地でカウントを奪い返す。

カウント応酬の好試合となり会場は大盛り上がり。しかし、ここで試合終了のゴング。
大接戦の末、判定は2-1で福貴迫。

右手が上げられた瞬間は歓喜の雄叫び! 敗れた大窪ももう少し時間あればといったトコでしたが、残念…。
見応えのある好試合でした。

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