熊本県高校ボクシング部OB会のみなさん、こんにちは。(^.^)
先日「第46回熊日スポーツ大賞」が発表され、熊本のアマチュアボクシング界から3名の方が受賞されたのは、ご存知の事かと思います。
本日の朝刊には、県内のアマチュアスポーツ関係者の中でただ一人『指導者賞』を受賞した、開新高校ボクシング部の西垣祥二郎監督がピックアップされておりましたので、ご報告させて頂きます!
~開新高校ボクシング部監督
西垣祥二郎~
菊池高校・鹿屋体育大学にて、アマチュアボクサーとして活躍。
菊池高校3年時には、ライトウェルター級のトーナメントを制し国体王者に。
社会人となり、一度はボクシングから離れた時期もあったが『縁あって』、1997年から開新高校ボクシング部監督に。
しかし学校に勤務するというカタチではなく、自身で飲食店を経営する傍ら、学校に駆けつけ指導にあたるという、『二足のわらじ』。
毎日、お店の仕入れ・買い出し・仕込みを済ませて、夕方になると急ぎ足で同高へ。
時には声をあらげ、全力で指導。
練習が終わると、また駆け足でお店へ戻り、開店・営業へ。
ようやく一息つける時間が来るのも、連日深夜をまわってから。
翌日ゆっくりしたいのは人間誰しもですが、どの部員よりも『皆勤賞』。毎日道場へ向かいます。
大変な事ではありますが『選手に失礼』と、指導は常に全力。
実は就任当時の開新高校ボクシング部は『部』ではなく、『同好会』。
失礼な話ですが、もちろん強豪高というわけではなく、練習場もなく部員も数える程度。
就任された年の部員は3人…。
もちろんド素人…。
しかし監督として個々の能力を見抜き、いきなりその手腕を発揮。
後にプロのリングでも活躍する、工藤密選手がその年のインターハイで二年生ながらも3位に入賞。
『選手に恵まれたおかげで、指導者としていきなり波に乗ることが出来た…。』と言われますが、キッズやジュニアボクシングがまだ浸透していなかったその時代に、二年生が結果を出す事がいかに難しかったかは、容易に解ります。
そして、その年の県新人戦にも部員3人でエントリー…、にも関わらず3人全員が優勝!
九州大会にもその3人が出場し、またしても3人全員を優勝に導き、なんと学校対抗でも『たったの3人で団体優勝』するという快挙!
『すごく順調に進んでいきました…。』と淡々と言われますが、『少数精鋭』を地でいく快挙。
その後の全国高校選抜大会で工藤選手が優勝、なんとMVPまで獲得のおまけ付き!
(開新からのチャンピオン第1号でした)
夏のインターハイではその『愛弟子』が決勝で惜敗するという悔しさを味わう事になってしまいましたが、同年に地元・熊本で行わなわれた『熊本・みらい国体』ではライト級の田崎剣正選手と共に、工藤選手をアベックで優勝に導き熊本の総合優勝に貢献。
後々語られてますが、『やはり、この工藤選手が気持ちが非常に強く、精神的な部分の大切さを、改めて私自身が学ぶ事になった…。』とおっしゃられてました。
こうして就任わずか2年目で二人のチャンピオンを誕生させ、これまでに10人のチャンピオンを育成。
今年で18年目を迎えた監督業ですが、その辣腕振りは熊本のみならず、全国の方々もご存知かと思います。
指導者として心掛けている事は『強要するのではなく、自主性がつくような環境を造ってあげること』
今後の目標は、『やはり東京オリンピックに選手を出したい!そして、後継者の育成』との事です。
就任当時の教え子達が、早くも40に近くなってきた今日この頃…。確かに西垣監督も年齢を重ねはしましたが((^^;)、まだまだこれからですょ!
『団体日本一!』の目標もありますし(昨年は4位)、これからも開新を、そして熊本のボクシング界を牽引される事を県OB一同願っております!!(^.^)
この度の受賞、誠におめでとうございます!
☆先日は地元の雑誌でも取り上げられております!
そちらも是非ご覧下さい!(^.^)
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