群馬県で行われていた『第30回全国高等学校ボクシング選抜大会/JOCジュニアオリンピック大会』も昨日までに全日程が終了。
今年最初の全国大会であり平成では最後となる選抜、熊本からは九州ブロック代表として5名の選手が出場しました。
以下、簡単ながら今大会の振り返り。
《初日》
会場となった『ALSOKぐんまサブアリーナ』。
館内にボルダリングが設備があり、コンパクトながらもきれいな体育館。
健闘を誓う熊本選手団。
開会式。
チーム九州のみなさん。
九州ブロック代表の選手プラス、連盟推薦の2選手が今大会に参加。
熊本、そしてチーム九州の活躍に期待して大会開幕。
まず登場したのがライトフライ級の入田琴司(開新)。
昨年のインターハイではベスト8。今大会はそれ以上の結果を出すと気合を入れて参戦でしたが、気合十分の動きで見事勝利!
熊本のトップバッターとして勢いを付けてくれました!
そしてバンタム級の江崎由(熊農)。
県新人戦、九州新人戦と制覇し勢いに乗る熊農期待のサウスポー。
今大会、九州ブロックのチャンピオンとして参戦。
序盤からパワフルなボクシングを展開。
途中、カウントを奪う場面もあり。
勝負は判定ながら文句なしで江崎! こちらも初戦突破を果たしました。
そして、初日のラストとなったライト級戦。
九州学院の上野凛大が登場。
ボクシングキャリアは浅いながら、昨年から急成長を続けている九学の期待の星。
今大会が初の全国の舞台。
この日も得意の右ストレートを中心に、終始果敢な攻め。
しかしながら四国ブロック代表の上原選手も好ボクサー。簡単には主導権を握らせてもらえず。
3Rを通じて見応えのある攻防が続きましたが、判定は残念ながらも…
判定は青・上原選手。
上野選手は残念ながら初戦突破ならずでしたが、まだまだこれからの活躍に期待のかかる一人です。夏のインターハイでは更にパワーアップした姿を見せてくれる事かと思っております。
…というわけで、熊本県勢は初日は2勝1敗という結果でのスタートでした。
《2日目》
初日の昨日は一競技しか試合のなかった女子の部でしたが、準々決勝となった2日目のリングには多くの女子ボクサーがリングに上がりました。
熊本勢としても、九州ブロックの代表としてフライ級の井上歩とライト級の佐伯亜海が出場しております。
共に熊本農業ボクシング部の二人。日頃から切磋琢磨し、互いに引っ張られる様にレベルアップ。
両者、1月の九州大会を制し九州チャンピオンとして今大会参戦。
まずはフライ級の井上選手が登場。
昨年末の全日本女子以来、3ヶ月ぶりでまた全国のリングに戻ってきました。
この日は関西ブロック代表の山原選手と対戦。
序盤はやや硬さもあったとの事でしたが、すぐにリングにも慣れいつも通り自分のボクシングを展開。
サウスポースタンスから左ストレートをコンスタントにヒット。
ラウンドを重ねる毎にこの様な場面が多く見られる様に。
勝負は判定でしたが、5-0で井上。
見事初戦突破!
そしてその後に登場した佐伯選手も見事勝利!
熊農女子ボクサーコンビは揃って準決勝へ進出!
…その後の男子の部。
ライトフライ級の準々決勝戦に入田選手が登場しましたが、残念ながら判定で惜敗となり、準決勝進出はならず...。残念。
昨年のインターハイに続く全国ベスト8は立派ながらも、本人的にはまだまだ満足出来る結果ではないはず。これからの更なる飛躍に期待しております!
そして2日目の県勢ラストとなった、バンタム級の江崎選手。
地元・群馬の渡辺選手(伊勢崎工業)が相手でした。
相手コーナーからの大声援もある中でしたが、準決勝進出&メダル獲得を目指し、この日も奮闘。
しかし地元で気合の入る渡辺選手もさすがの実力者。
3ラウンドを通じ、一進一退の攻防が続きます。
甲乙つけ難い一戦となり、勝負は判定となりましたが、コールされたのは青・江崎。
準決勝進出を決めました!
判定は3-2。 危なかった…。
…という事で、2日目は3勝1敗。
熊農の3人が準決勝へ進出となりました。
《3日目 準決勝》
熊農から3選手が進出した準決勝!
…ですが、(写真がなかった為)結果から先に言いますと3人共に決勝進出はならず…(><)。
残念!
≪準決勝結果≫
・女子の部 フライ級準決勝
井上歩(熊本農業/九州ブロック)
vs
篠原光(日本体育大学桜華高校/関東ブロック)
●井上の2ラウンドRSC負け
・女子の部 ライト級準決勝
高橋美波(花咲徳栄高校/関東ブロック)
vs
佐伯亜海(熊本農業/九州ブロック)
●佐伯の判定負け 5-0
・男子の部 バンタム級準決勝
江崎由(熊本農業/九州ブロック)
vs
宇塚大輔(駿台学園高校/関東ブロック)
●江崎の判定負け 2-3
…という事で熊農トリオは3人共に準決勝で涙となってしまいましたが、出場した全員がメダルを獲得という快挙。
おめでとうございます!
今回は決勝まで後一歩でしたが、3人共にまだまだ上を狙える逸材である事は確か。
これからの更なる飛躍に今後期待したいと思っております。
…最後になりますが、今大会も連日に渡って暖かい応援を頂き、誠にありがとうございました。(^^)