先週より始まった関東大学ボクシングリーグ戦、「拓殖大学 × 東洋大学」の一戦より
~その2~
昨年まで開新高校で活躍し、同校のキャプテンも務めていた柴田尊文も今春からは拓殖大学に進学。
(近年では)UJからこの競技を始めている選手が多い中で、高校に入ってからボクシングを始めた柴田選手。3年時には高校時代には国体W級3位の実績があります。しかし尊敬する開新高校の先輩・重岡優大の後を追って入ったのは、重量級に実力者を揃える拓殖大学。さすがいきなりは出番はないかな…と(個人的には)思っていたのですが、なんと開幕戦から起用されLW級のリングに登場!👀‼
その期待に応えるべく柴田もゴング前からヤル気満々の様子。イエローのユニフォームもなかなか似合ってます。大学に入りノーギアでの試合もこれが初でしたが、柴田は恐れる事なく初回から積極的に打って出ていきます。ガードを高く上げ積極的に自分から攻撃を仕掛けます。一クラス下げた事が好転してるのか、動きもW級時代より軽い様に感じます。また、持ち前の重いパンチも力む事なく軽く出ています。
気持ちも入ってるし、なかなか良い動き…。
しかしそう思っていた矢先、打ち合いの中で相手の右をテンプルあたりにもらってしまいバランスを崩しダウンを獲られます。しかしながらダメージはさほど無かった様子で再開後も果敢に前へ。
2R目に入ってからもダウンを挽回すべく更に前へ。多少もらいながらも、体ごと相手を押し込み手数。「必死」「無我夢中」「がむしゃら」…そんな言葉がピッタリくる、お世辞にもきれいとは言えないボクシングながら、気持ちで前へ。そんな気持ちが相手を圧倒しだしたのか、2R中盤からはロープに詰めての右・左が徐々に当たる様に。そして、中盤には叩きつける様な右でついにカウントを奪い返します!
まさにカイシンの一撃!👊
ガッツポーズを見せる柴田。
3R目は互いに譲らず一進一退の攻防。意地と意地のぶつかり合いの中、終了のゴング。試合全体を通じクロスファイトとなった一戦でしたが、判定は柴田!
見事大学デビュー戦を勝利しました!
おめでとうございます!
気迫で勝ちとった大きな一勝。
『一生懸命やれば結果は後からついてくる…』
来月に高校総体を控える母校・開新高校の後輩達に拳でメッセージを伝えた様に感じました。()